陰部のかゆみはおりものが増えたのが原因?

陰部の痒みで悩まれている女性はとても多いです。その原因はいくつかありますが、多くの場合はおりものが関係しています。

おりものが増えると痒みも同時に発生することが増えるといわれます。次のような点をチェックしてみましょう。

一つ目は、おりものの色です。色のあるおりものは注意が必要です。

通常は、無色か白っぽい色をしているのですが、黄色や緑など老廃物やカビなどが酷い場合は注意が必要です。

黄色の場合は炎症が起きていて膿があることがありますし、緑などがあればカビが生えている可能性があります。

茶色いおりものがある場合も注意が必要です。

茶色のおりものがある場合は、子宮内に傷できていることがあります。

受精卵が着床する際、子宮内膜を傷つけ、少量の出血をすることがあるからです。

このような子宮内の傷で出血が起こります。

これを着床出血と呼びます。

そしておりものに混ざった血が体外にでると茶色く濁ります。

これがおりものに混じることがあります。このようなおりものは、妊娠初期にあらわれることが多いです。

あるいは妊娠中にあることもあります。胎児が成長し始めると、子宮の毛細血管が傷ついて、おりものに血が混じることがあります。

そして生理前に生理の経血が混じることもあります。それが生理へとつながることもあります。

このような場合は、子宮に傷がついていることもありますので、ちゅういしましょう。

二つ目は臭いです。おりものは正常なものでも多少臭いがあるので、少々の臭いはそれほど心配いりません。

乳白色などの色がついていて、多少酸っぱい匂いがする程度であれば、正常範囲です。

そのためそれほど心配することはありません。

膣内には常在菌が住んでいて、グリコーゲンをエサにして繁殖しています。

これが乳酸を出して雑菌から自信を防衛する自浄作用がする働きがありますます。

このときに臭いが発生します。そのため、臭いが発生すること自体は健全なものです。

ただし、強烈な臭いがあったり、生臭い匂いがする場合は病気のおそれもありますので注意しておきましょう。

三つ目は、おりものが起こる周期です。生理の周期に合わせておりものがある場合は、特に問題ありません。

このようにおりものをチェックして通常のおりもので軽い痒みがあるのではあればそれほど心配はいりません。

おりものには、痒みの原因となる成分がまじっていますので、痒みも起こることが多いです。

おりもののかゆみがある時の対策方法は?

おりものが増えて痒みが生じる場合は次のような対策方法があります。

一つ目は、良く洗浄することです。デリケートゾーンを丁寧に洗浄することで、痒みを抑えることができます。

おすすめはデリケートゾーン専用ソープです。

多くの方は、通常のボディーソープでデリケートゾーンを洗っているかもしれませんが、これはNGです。

できるだけデリケートゾーンのお肌に適したソープを使いましょう。

デリケートゾーン用のソープは、薄くて敏感なデリケートゾーンのお肌に合うように、お肌に優しい成分が配合されています。

そして乾燥しやすい性質もあるので、保湿成分が配合されているのもよいところです。

おりものの痒みを抑えるには、まずは清潔にすることがよいでしょう。

二つ目は、通気性の良い下着をつけることです。

デリケートゾーンは、高温多湿になりやすく、それが痒みに繋がることがあります。

デリケートゾーンは、垢、尿、生理の経血などの汚れが溜まりやすく、そしておりものももちろんです。

これらの影響で痒みがしょうじることが多いので、おりものが増えても痒みが生じにくいように、通気性の良い下着をつけることも大切です。

三つ目は、おりものシートなどを使用して、適度に交換することです。長時間おりものを放置すると痒みの原因となります。

そのため、おりものシートなどを活用して、できるだけ頻繁に交換するようにしましょう。

おりものシートもできるだけ通気性の良いメッシュタイプのものなどをつかって、痒みをおこさないようにしましょう。

四つ目は、お肌に優しい下着や衣類をつけるようにしましょう。

下着や衣類との摩擦で痒みが生じますので、できるだけデリケートゾーンのお肌を指摘しないような肌に優しい、柔らかい素材の下着や衣類をつけるようにしまそしょう。

化学繊維はお肌との摩擦が生じやすくなりますので、天然素材のものをつけるようにしましょう。

五つ目は、ビデ機能などをつかって洗浄して、できるだけ清潔に保つようにしましょう。

おりものは、長時間放置すると、皮膚に付着して痒みを発生させます。そのためできるだけすぐに洗浄するようにビデ機能を利用すると効果的です。

ただ、あまり頻繁に使いすぎると逆効果になりますので、1日1~2回程度にととめましょう。

六つ目は、お肌を適度に保湿するようにしましょう。

おりものが増えるとベタベタするかもしれませんが、デリケートゾーンは乾燥しやすい部位でもありますので、乾燥しすぎないようにある程度は保湿しておくことも大切です。

かゆみが伴うおりものは病気の可能性があるの?

おりものが増えてデリケートゾーンに痒みが発生したら、病気の可能性があります。

次のような病気が疑われます。

一つ目は、膣カンジダ症です。

膣カンジダ症は、膣内のカンジタ菌の繁殖で起こる炎症です。

膣の周辺部分に炎症が起こり、痒みと多量のおりものが発生します。

黄色のおりものがでて、白っぽいカッテージチーズのようなおりものも出ます。

膣カンジダ症は、膣内のカンジタ真菌の異常繁殖によっておこりますが、強い痒みやお肌の痛みも生じます。

発疹や肌の赤みも生じます。

生理前のホルモンが乱れた時や、体の抵抗が弱っている時に感染しやすいです。

二つ目は、トリコモナス膣炎です。

トリコモナス膣炎は、感染によって発症する性感染症です。

性交渉によって感染することが多いです。

トリコモナス膣炎では、黄色の臭いのきついおりものが生じます。

膣の周りに激しい痒みが生じます。トリコモナス原虫という病原生物が膣内で異常繁殖することでおこります。

トリコモナス膣炎の方が使った便器やお風呂場などでも感染します。

三つ目は、クラミジア感染です。

クラミジア感染は、クラミジアトラコマティスによる感染症です。

クラミジア感染になると、おりものが急に増えて、おりものに強い匂いが生じます。子宮の入り口部分の子宮頚管に炎症が生じます。

痛みなどはありませんが、自分では気がつかないこともあります。

クラミジアに感染すると膣内部の抵抗力が落ちて、他の性病も併発することが多いです。

おりものが増えて、強い臭いを発生させます。

不正出血や下腹部の痛みなどがあることもあります。

卵管炎、子宮外妊娠、不妊症とも関係しています。

四つ目は淋病のことがあります。

淋病は淋菌により起こる性感染症です。

性感染が多いです。黄色いおりものが生じて臭いもあります。

妊娠中に感染すると、母子感染することもあります。

胎児が感染すると、新生児に皮膚疾患があらわれたり、目の疾患が出ることもあります。

これらの疾患が臭いのある織物が出た時に疑われる病気です。

とくに女性に多いのが膣カンジタ症で、半数以上の女性が生涯で一度はかかるとも言われています。

とても強い痒みをともない、肌荒れや炎症がおこります。

もしおりものが急に増えて、痒みや悪臭を感じたら、これらの疾患を疑っておきましょう。