体が健康なときのおりものの色は無色から白っぽい色をしています。

また、においも少なく少し酸っぱいにおいがするのはあまり心配はいりません。

ただ、黄色いおりものが出ている場合、病気の可能性があります。

そのまま放置してしておくと、不妊症、子宮外妊娠など妊娠に影響してしまう場合があります。

おりものの色がどんな色をしているかは、トイレでトレットペーパーにつけて確認してみます。

色が黄色いだけではなく、生理前でもないのに量が多い場合や、においが強い場合、膿っぽく粘りがあってかたまりができているようであれば、何か異変が起きているサインであると考えます。

では「黄色いおりもの?」と一口でいってもどれくらいの色を基準とすればよいのでしょうか?

それは、おりものがクリーム色程度なら、正常なおりものと考えてよく、もしそれが茶色ががっている場合には、病気の可能性も高いといえます。

黄色いおりものから考えられる病気は4種類ほどあり、それもにおいや痛み、かゆみ、かたまりがあるときの症状別にわけられます。

黄色いおりものから考えられる病気

黄色いおりものの量が多い、水っぽい

黄色いおりものの量が多い、水っぽい場合には、クラミジア感染症の可能性があり、白い色や膿が混ざったような黄色っぽいおりものが普段より多く出ています。

症状としては無臭でも、排尿時に痛みがあり、下腹部の痛みを感じる場合があります。

これはクラミジア・トラコマチスという病原菌で感染することで起こります。

進行すると子宮頸管炎や流産、早産などを引き起こす場合があります。

自覚症状が少なく、気がつきにくいのが特徴です。

黄色い膿のようね粘りのあるおりものがある場合

膿っぽい黄色いおりものが増えて、強いにおいがある場合、淋菌(淋菌感染症)の可能性があります。

クラミジア感染症と違い、無臭ではなく生理前と似ていて粘り気のあるかたまりのおりものが多いです。

ほかの症状には、外陰部が腫れてかゆみが出たり、性行為の軽い痛みや生理痛のような痛みがある場合があります。

放置しておくと不妊症や子宮外妊娠の原因になることもあります。

泡状で黄色から黄緑色のおりものがある

トリコモナス膣炎はおりものが黄色か黄緑色で泡状になり量も多いです。

これは、膣の粘膜が炎症を起こし、雑菌が増えるためです。

においも強くなり強いかゆみをともない外陰部がただれてしまいます。

トリモコナスという寄生虫が膣に感染して発症する病気です。

性行為や下着、浴槽などで感染することがあります。

放置しておくと尿道炎や膀胱炎を引き起こすことがあります。

不妊症にもつながることがあり、男性は感染しても自覚症状がありません。

粘りっぽく、悪臭があり発熱、下腹部痛をともなう場合

おりものでも粘りっぽく、悪臭があり、発熱や下腹部痛がある場合には、子宮内膜炎の可能性があります。

原因は子宮内膜にさまざまな細菌が感染することが原因です。

細菌しやすい人は出産後すぐや流産後の女性です。

閉経後の女性も多く、生理がなく子宮内膜がはがれすに排出されないことが原因です。

黄色のおりものが出る場合の対策方法は?

黄色のおりものが出る場合、放置すると子宮内へと感染していきます。

子宮頸管炎や子宮内膜炎、卵管炎といった不妊につながる炎症を引き起こす場合があります。

黄色いおりものに気が付いた場合、体には異常があると考えて日頃からおりものの状態を確認するようにします。

おりものの異常はなかなか人に相談しにくく、恥ずかしがらず婦人科を受診するようにします。

また、性感染症はパートナーも感染している可能性も高く、一人ではなくふたりで治療することが望ましいです。

病院の検査では「どのような細菌に感染しているか?」などを確認してから治療方針を決めていきます。

複数の細菌に感染していることもあり、経過を見ながら治療をしていきます。

治療でも細菌性膣炎では膣の洗浄をし、抗生物質を含む薬を7~10日間連続で投与したり、淋菌感染症の治療では静脈注射や筋肉注射などを行います。

黄色いおりものが見られたときには、感染が広がることで症状を悪化させないように医師の指示に従って治療を行います。

色のおりものが出ないようにする予防方法は?

黄色いおりものが出ないように防ぐ方法はいくつかあります。

ひとつめには、「清潔」をいつも心がけることが大切で、下着にはとくに気をつけるようにします。

陰部を清潔に保ち、においが気になる場合には、石鹸やウェットシートなどを使用するようにします。

洗う場合にも強くこすることはやめて、炎症を起こしてしまわないようにします。

2つめには疲労やストレスをためないことです。

疲労やストレスをためることで、体の中には老廃物が残る原因となります。

普段から疲労をためないようにして、ストレスを感じたら適度にストレス発散をすることです。

ストレスや体調不良によって女性ホルモンが乱れてくると、おりものの自浄作用の低下につながる可能性が高いからです。

においの元にもなり膣内に菌が繁殖してしまわないようにします。

また、抗生物質を長く使用していると善玉菌の働きも低下させてしまいます。

この場合にも雑菌が増殖してしまう場合があり、服用を中止することが必要になってきます。

おりものの自浄作用については、デリケートゾーンを洗いすぎてしまうことで、その作用も減少してしまいます。

ビデの使いすぎや、ボディソープなど刺激の強いものは避けるようにします。

専用のデリケートゾーンのための石鹸があり、自分に合ったものを使用してみるようにします。

おりものが増えたり、かゆみが出ることは何も性感染症など病気が原因だけとは限りません。

膣や子宮に異常が発生するのは、ほかに原因があることもあります。

たとえば、

群れ~夏場の蒸れや冬場の過剰な厚着などをすることで、膣内の状態が変化してしまうことも原因になります。

ナプキン、おりものシートを膣口にあて続けることで蒸れが膣内の状態を変化させてしまいます。

オシャレ着が原因~通気性のオシャレ着を常時着用していると、蒸れが生じ、膣内に影響を与えてしまいます。

体調不良・抵抗力の低下・過度なダイエット~体の抵抗力、膣内のコンデション低下につながり、雑菌が繁殖しやすくなります。

子宮や膣内の異常は妊娠や出産に大きく影響します。

おりものの状態には個人差があるものの、子宮や膣の変化を示す重要なサインとなります。

また、感染症などを放置することでほかの器官への感染を引き起こす場合もあり、健康な赤ちゃんを生むためにも子宮や膣は健康な状態に保つことが大切です。

日頃から自分の状態をよく知ることで、セルフチェックをすることが大切になってきます。

チエックポイントは、
おりものの量と色の変化などをしっかりと確認しておくこと。

おりもののにおいをときどき自分で嗅いでみること。

自分の外陰部を鏡でチエックしてみて、異常がないか確認してみること。

以上のような点に気をつけておきます。

おりものには個人差があり、ホルモンの状態で状態や量が変わります。

自分のおりものの状態をよく知るには、1か月のおりもののの状態を正しく把握することが大切になってきます。

正常時のおりものの状態については
半透明~白く濁ったおりもので、下着につくと黄色っぽく見えることもあります。

排卵日前に多く、少し、粘り気があり、卵の白身のようにとろっとしている。

無臭ではないが、少し甘すっぱい香りがする。

生理と生理との間に出る茶褐色のおりもの以上のようなおりものは、ごく正常なものです。

とくに生理と生理との間には「排卵出血」といって、排卵日にごく少量の出血がみられることがあります。

それがおりものに混ざり、茶褐色やピンク色のおりものが出ることがありますが、これは異常ではありません。

「排卵出血」は1~2日でおさまりますが、出血を含んだおりものが長く続く場合には注意も必要になります。

また、排卵日に関係なく出るようであれば病気を疑います。

病気や異常をはやく見つけるためには、おりものの状態を1か月を通し、正常な状態をよく知っておくことです。